児島の越屋根プロジェクトですが、模型ができました。
増築部分は、母屋の北西角の裏側に位置し、どうしても光が届きにくい場所です。建物の形と窓位置を工夫し、いかに室内に光を導くかが主題となります。母屋は一部二階建てなので、母屋平屋部分の屋根越しに光を呼び込むことができそうです。また増築部分に越屋根をつくり、越屋根のハイサイド窓からも光を取り込む計画にしています。
学生時代に専門科目の第一課題として「光の箱」という立体を作る課題がありました。立方体の箱に穴を開け内部空間に多様な光を入れるのですが、その課題を思い出しました。立体に穴を開けて光を入れるという建築の初源的な行為が第一課題として設定されていましたが、卒業後20年を経て、再度同じ課題に遭遇した気持ちです。