小菅優／コンサート／兵庫県立芸術文化センター

西宮北口駅前にある兵庫県立芸術文化センターに、小菅優さんのピアノコンサートを聴きに行ってきました。

午前は明石の住宅の現場に立寄り、タイル等の打合せを行い、午後から西宮へ。明石から西宮へは30分くらいかと勝手に考えていたが、1時間と思いの外離れていたようで。

到着すると芸術文化センターの建築のクオリティの高さに驚き。確か建築雑誌で見かけたことはあったが、これがその建築だったとは。ハツリ仕上げの花型のプレキャストコンクリートの列柱。その花型のデザインモチーフを手すりや手すり子にも反復。外壁は総レンガ貼り。(タイルではない)

小菅さんのコンサートは400席の小ホールでしたが、これまた内部空間の質の高さに驚き。こんな素晴らしい空間で聴くコンサートは初めてでした。

一方コンサートの方はと言うと。芸術表現には、主題と手段があると思いますが、ピアノも数ある手段の一つだと思いますが。今回のコンサートで感じたのは、その手段を忘れ、主題のみが伝わってくるような感じでした。ピアノとピアニストが溶け合い、テーマのみが湧き上がってくるように感じました。